THE ORIGIN OF INFORMATION TRANSFORMATION HEALING
1日中、人の身体に向き合いながら、
自分自身を支えられなかった。
情報変換ヒーリングは、最初から完成した理論として生まれたものではありません。手技療法の限界、過労、重度の肺炎、数多くの学びと失敗。その一つひとつを、言葉と手順へ変えていった26年の記録です。
PROLOGUE
「効かせたい」と願うほど、
手技だけでは届かないものが見えてきた
施術家として、多くの方の身体に触れ、臨床を重ねてきました。必要とされることは、ありがたいことでした。
しかし、技術を磨き、施術数を重ねても、同じ方法だけでは説明できない状態があります。筋肉や骨格へ働きかけても戻ってしまう。心や環境の影響が、身体に現れているように感じる。
技術が足りないのだと思い、さらに学びました。それでも、答えは一つにはなりませんでした。
身体が止まって、初めて見えたこと
施術を続ける一方で、心身の過労は積み重なっていました。そして、重度の肺炎を経験します。
人を整えるための知識と技術を持ちながら、自分自身の状態を支えられない。その事実は、それまでの考え方を見直す大きなきっかけになりました。
身体だけを見ていては、身体のすべてを理解できない。
そう考え、目に見える身体の奥にある、感情、思考、信念、関係性、環境といったものへ、探求の範囲を広げていきました。
ヒーリングと出会っても、
すぐに使えたわけではない
ヒーリングの世界には、確かにこれまでと違う可能性がありました。一方で、説明の多くは感覚的でした。
「感じてください」「意図してください」と言われても、特別な能力のない自分には、何が正しく、何ができていないのか分かりません。
整体、ヒーリング、スピリチュアル、心理、自己啓発、ビジネス。26年の間に30種類以上の方法を学び、自己投資は5,000万円を超えました。
一つの方法をそのまま信じるのではなく、実際の施術と自分自身で確かめ、使えるもの、使いにくいもの、説明できるもの、まだ説明できないものを分け続けました。
26年、23万件。
多い日は1日90〜100人を診ていた
柔道整復師として臨床に立ち、26年間で積み重ねた施術は23万件以上。多いときには、1日に90人から100人を、一人で診ていました。
人数を診れば診るほど、手技で変化する状態と、同じように施術しても戻ってしまう状態の違いが見えてきました。身体の歪みだけを整えても、その奥にある感情、思考、価値観、人間関係、生活環境まで同じであれば、身体は再び同じ状態へ戻ろうとします。
目の前の患者さんを治しきれないことが辛い。もっとやれることがあるのではないか。世の中には、もっとすごい方法があるはずだ。そう考えるほど、学ぶことを止められなくなりました。
悔しい。悔しいけれど、諦めたくない。
足りなかったのは、
「もう一つの技術」ではなかった
手技療法だけでなく、ヒーリング、心理、自己啓発、目に見えない領域の考え方まで学びました。学びへの自己投資は、累計5,000万円を超えています。
けれども、技術を増やすだけでは「なぜできるのか」「何を扱っているのか」「どの順番で行えばよいのか」がつながりませんでした。先生の前ではできた気がしても、現場へ戻ると再現できない。伝授を受けても、フォローがないまま終わる。質問しても、感覚で答えられる。そのたびに、自分に才能がないのではないかと考えました。
長い検証の末に分かったのは、それまでの学びが無駄だったのではないということです。足りなかったのは、新しい技術ではなく、仕組みを理解するための定義と概念、そして実践へ至る順番でした。
学んできたものを捨てる必要はない。並べ方が、なかっただけだった。
「できる人の感覚」を、
「学ぶ人の手順」へ変える
探求の中で、私自身が扱っているものを細かく分けていくと、いくつかの共通した要素が見えてきました。
状態を認識すること。対象と同調すること。変化を感知すること。そして、何をどう変えるのかを明確にすること。
それまで一つの「感覚」として語られていたものを、概念・能力・技術に分け、施術前後に確認できる順番へ整理していきました。
身体だけでなく、感情・思考・環境を含めて状態を捉える。
別のものへ無理に上書きせず、本来あるべき状態を目指す。
施術者の思い込みだけで終わらせず、前後を確認する。
技術を渡すだけでは、
使える人は育たない
体系化を進める中で、もう一つの課題が見えてきました。
知識として理解しても、実際の場面では使えないことがあります。逆に、感覚だけを渡しても、つまずいた時に戻る場所がありません。
そのため、必要な概念・能力・技術を伝授という形で受け取り、明確な手順で練習し、個別・グループで確認する学習体制を整えました。
身体、感情、意識、関係性、環境などを扱う技術は、実践の中で整理され、24の技へ発展しました。
2022年、養成プログラムを始めた理由
自分だけが使える技術で終わらせれば、届けられる人数には限界があります。
一方で、特別な能力のなかった自分が身につけられた道筋を、他の人もたどれる形にできれば、目の前の方へ誠実に向き合えるヒーラーが増えていきます。
その思いから、2022年7月に情報変換ヒーラー養成プログラムを開講しました。現在までに350名以上の方が学びに参加しています。
治療家、医療職、介護職、会社員、主婦、自営業、サロン運営者。背景は違っても、共通しているのは「目の前の人に、もっとできることがあるはず」と考えていることです。
完成ではなく、
これからも検証を続ける
情報変換ヒーリングを、何でもできる魔法として伝えるつもりはありません。
感じ方には個人差があり、適さない状態もあります。医療が必要な場合には、医療を優先すべきです。
分からないことを分かったように言わず、できないことも先に伝える。その上で、実践から得たことを言葉にし、より安全で学びやすい形へ更新していく。
それが、26年の遠回りから得た、私の答えです。
普通の一人の人間が歩けた道なら、誰かが歩くための道しるべにできる。
目に見えない働きを、
「情報」として捉え直した
私たちが見ている身体や現実は、目に見えるものだけで完結しているわけではありません。感情、記憶、思考、信念、関係性、場の状態。目には見えなくても、心身へ影響するものがあります。
私は、その目に見えない領域を曖昧なまま扱うのではなく、「情報の世界」として整理しました。何を情報として認識し、どこへアクセスし、どのような状態を目指し、変化をどう観測するのか。言葉を与えることで、感覚だけだったものを学び直せるようにしました。
ここで重要だったのは、技の名前を増やすことではありません。身体、感情、トラウマ、思考、価値観、チャクラ、経絡、オーラ、関係性、環境など、対象が変わっても戻れる共通の土台をつくることでした。
「効くこと」だけでなく、
「効かないこと」を先に伝えられる体系へ
情報変換ヒーリングを体系化するうえで、可能性だけを大きく語ることはしないと決めました。
痛みやこり、心身の不調、気持ちのつらさなど、機能的な乱れとして扱えるものがあります。一方で、病気の診断や治療、骨や臓器そのものを治すことは医療の役割です。医療が必要な状態では、医療を優先します。
変化が出なかったときに、受ける人の信じ方や努力不足のせいにしない。施術前に説明し、同意をいただき、変化を確認する。できる範囲とできない範囲を分ける。この姿勢も、技術と同じようにカリキュラムへ組み込みました。
効かないことを先に言えることも、本物のヒーラーに必要な姿勢だと考えています。
開発したかったのは技術ではなく、
誰かが迷わず歩ける「道」だった
2022年7月、最初は13名のモニターから養成プログラムを始めました。自分だけが扱える技術で終わらせず、特別な能力のなかった自分が歩いた道を、他の人もたどれる形にするためです。
そのために、動画で伝授を受けるだけでなく、課題提出と添削、STEP別のグループコンサルティング、リアルセミナー、回数制限のない質疑応答、受講生同士の練習環境を整えてきました。つまずいたときに「自分で考えてください」で終わらせず、詰まっている場所を一緒に確認するためです。
施術ができることだけをゴールにはしていません。説明、同意、施術計画、翌日のフォロー、モニター実践、お客様の声、初めての有料セッション。その先の事業づくりまで、順番として見えるようにしました。
情報変換ヒーリングは、完成した魔法ではありません。臨床と受講生の実践から学び、より安全で、より明確で、より誠実に届けられる形へ更新し続ける体系です。
情報変換ヒーリング協会
代表 濵澤知宏
※本記事は濵澤知宏の実体験と案件資料に基づいて構成しています。ヒーリングの感じ方・習得速度・活動成果には個人差があります。医療行為・診断・治療を目的とするものではありません。
